ニキビ・ニキビ痕の発症メカニズムとその解決方法


ニキビは思春期をピークとして、その前後の男女の肌に多く発生します。


通常、思春期を過ぎると自然治癒しますが、治りずらい体質や生活環境の変化、自律神経のバランスを狂わす不安要素などが原因となり、ニキビの発生に拍車をかけ症状の多様化や複雑化を招いています。


10代、20代、30代とその年齢層を広げ長期化しています。この間、放置したり不適当な処置をすることでニキビは重症化し後遺症として色素沈着、凹凸、しこり、ケロイド等の瘢痕を皮膚に残します。


生涯に渡っての精神的な瘢痕となり、その人の人格形成に影をのこすことが多くあります。





ニキビ・ニキビ痕の発症メカニズム


人の体には手のひら、足のうら以外、無数の毛孔があります。


毛孔は特に顔に多く、額では1平方センチあたり900〜1000箇程度あります。


毛孔には脂腺と呼ばれる脂分をつくる袋があります。



毛孔の構造図





毛孔に汚れが詰まってニキビが発生するのではありません。


脂腺から分泌される脂分の量が体質、食べ物、ホルモン、ストレス、その他の複雑な要因で多くなります。


更に皮膚に存在する5α−レダクターゼの活性により脂分の質が変化(酸敗)し、その刺激で脂腺や脂腺排出管で炎症が起こります。


炎症が起こると、その刺激で脂腺内や脂腺排出管内の皮膚が角化(厚く硬くなる)し閉鎖します。


排出できなくなった脂分は脂腺内に溜まり、脂腺は増大しニキビ発生となります。


紫外線、肌の乾燥等も毛孔や脂腺排出管内の皮膚を角化させ閉鎖させる原因となり、脂分が排出できなくなり脂腺が増大し ニキビ発生要因の一つにとなります。



酸敗した脂分にP.アクネ、St.エピット等のニキビ菌が増殖しニキビが増悪更に新たなニキビが発生する悪循環となります。


ニキビ部位の炎症、化膿の繰り返しにより、真皮組織内の破壊が起こり凹凸、しこり、ひきつれ等のニキビ瘢痕が発生します。




真皮組織について

ニキビ瘢痕は真皮組織の破壊によって起こる症状です。


真皮組織の再生を円滑にするためには真皮内の線維芽細胞の働きに着目するべきです。




線維芽細胞の働き







真皮の膠原線維や弾力線維等のコラーゲンをつくるのは線維芽細胞(フィブロブラスト)という細胞です。

この細胞は少しずつコラーゲンをつくる一方でコラーゲンを分解し、合成と分解のバランス比を50:50とし弾力のあるコラーゲンをつります。




皮膚の傷痕の盛り上がりについて


ひどい火傷や傷痕に皮膚が硬く盛り上がるのは線維芽細がコラーゲンをつくりすぎたためです。



傷が治る仕組み


皮膚に傷ができると傷周囲の線維芽細がコラーゲンを活発に合成して傷を治します。



   



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